このサイトについて

このウェブサイトは、上野義道さんがメッセージを発信していたyueno.jpのメモリアルサイトです。上野さんは2011年2月27日にご逝去されましたが、その後もyueno.jpには一定数のアクセスがあり、2014年3月~2015年2月(23日時点)で、アクセスログ上(単純な数字上)の毎月の平均来訪者数は762名、同閲覧ページ総数が2,089ページです。正確には言えませんが、ログの傾向から判断した実数は、平均で毎月104名の方が閲覧されていると想定できます。開設してから約8年、「メモリアルサイト」となってから4年経ちますが、プライベートなウェブサイトとしては安定した閲覧傾向といえ、上野さんがyueno.jpで目指していた「よき市民を考える」ための活動が、ここでは今も続いているように感じます。

上野さんのもののとらえ方(perspective)は、読む人に考えるヒントを与えてくれます。「考える」ことを共にしてくれます。「もうちょっと考えることを続けてみたら」と気持ちを押してくれます。私自身その感覚は、上野さんと会話していることに他ならないと感じてきました。そういう思いからメモリアルサイトのタイトルは「上野さんとの会話」しか思いつきませんでした。ここにくればいつでも上野さんが待ってくれているという思いでもあります。yueno.jpで上野さんの言葉に触れた方は、私と同じように上野さんと会話しているように感じるのではないでしょうか。

私は上野さんの「人々の成長を支援する」活動に共感し、手弁当でこのウェブサイトを運用してきました。その中で私もたくさんのことを学び励まされてきました。引き続き、上野さんが残されたメッセージを守っていくことが私の上野さんへの恩返しだと考えています。
リニューアルした目的でもあるのですが、新しい情報も追加していこうと思います。たとえば上野さんから原稿や写真を受け取っていたものの、更新のときに数合わせで掲載を見送っていた画像やテキストなどを、過去のデータから探してきて公開していこうと思います。レコード会社がビートルズの古い音源から、いろいろ掘り出してくるのと同じです。

このウェブサイトに来訪された方が考えるヒントを得て、それを自分の考え方や振る舞いに生かしていただけることを信じて、新たなyueno.jpの運用を始めたいと思います。

2015年2月27日

yueno.jpメモリアルサイト「上野さんとの会話」運営責任者:
木戸高志
kido@winz.co.jp

以下はyuneno.jpの「はじめに」の本文です。
上野さんがyuneno.jpを公開したときに書かれたものです。原文のまま掲載します。

はじめに

ご案内とお知らせ


このサイトにおいでくださってありがとうございます。

自分で作った会社は2年前に後輩にバトンタッチしました。それからは別のやり方で、それまでの活動を続けています。
それまでの活動とは「人々の成長を支援する」ことと、その周辺に関することです。
これは私が愛着を持って、今から約30年前に選んだキャリアです。

このキャリアはおそらく私の生涯にわたるものになるでしょう。ですからこのサイトはその範囲をもう少しはっきりと「よき市民を考える-あるライフワークの試み」と自覚して、私がこうしたキャリアを追い続ける道すがら、見たり、聞いたり、考えたりしたことをお伝えします。

これまで「よき市民を考える」ために、皆さんからのご意見やら感想やらをいただくページを作ろうと、ずっと考えていました。そして今年の4月にはそれを開きます。どうかご参加ください。

<このページには2つの文を載せました。「どういう歴史を書くか」は、私が最後の「社内報」にほぼこの形で書残したものです。もうひとつ「キャリアに関する私の考え」は、今から2年前にある会合で話すために準備した原稿のはじめの部分です。この考えは今も少しも変っていないので、冒頭に載せてご覧に入れます>

 

Profile

上野義道 UENO, YOSHIMICHI

  • ・1935年東京に生まれる
  • ・県立長野高校・早稲田大学第一政治経済学部 政治学科卒業
  • ・米国イリノイ州立南イリノイ大学 大学院修士課程終了
  • ・キャタピラー三菱株式会社で、販売、販売促進、販売教育を担当
  • ・1989年7月~2001年12月ラーニング・マスターズ株式会社を設立して、代表取締役社長

現在:特定非営利活動法人 シニア総合研究協会 副理事長

<NPO Research Institute for Senior Activity=RISA>
phone & fax: 03-3398-8738
http://www.risa.or.jp/
yueno@risa.or.jp
http://www.yueno.jp/

・起業活動支援のワークショップWAC(Waseda Affordance Club)など主宰
・訳書「アフターショック」(ダイヤモンド社)、 「スパイサー博士の考える技術説得の技術」(ダイヤモンド社)

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