上野義道ホームページ-「いまさら英語？」と言う人へ

まず動いてみる

これから書くのは、怠け者への処方箋ではありません。

誰だって予定をたててからそれを始めるのに時間がかかる時があります。時には「予定をたてる」予定に着手できないことさえあるでしょう。理由はさまざまでしょうが、ここでは｢時々そうなることがある人｣相手の処方箋にします。

私たちの日常の行動を思い出してみると、しようとするあることが結果につながらないのは「できない」のではなく､「やらない」ことが実に多いことがわかります。何かやろうとして｢できない｣と予定を変えたり、中止するのはただの怠け者のようです。もちろん計画は念入りに作らなければなりませんが､一旦自分で納得できる計画ができたら、あとは実行することが最善であることは、500年以上前にコロンブスがしたことを見てもわかります。
適度に休息することも大切でしょう。ただ、休むとは何もしないでいることではなくて､当面のことに対して、心を空にすることと考えられます。だから休むとは人さまざまで、ぼんやりと何もせずに過したり､他のことに集中したりと､対処法はさまざまなはずです。そして､その空っぽにする期間が過ぎたら､いち早く仕事に取組無ための工夫が要ります。

仕事に必要なのは、行動と考えなのですから、仕事を始めるには､精神と肉体のつながりに目を向ければよいと考えられます。昔から大勢によく言われることに、まず動いてみると気持がそれに従う（いわゆる「その気になる」）というのがあって、なかなか効き目があります。こうした心と体の連鎖は、最近の脳科学の研究でも実証されているそうです。

では「まず動いてみる」とはどんなことでしょう？
私がこれまでにした例ですが､仕事のための服装を整える､作業現場に足を運ぶ、仕事する部屋を片付ける、机の上に紙と鉛筆を用意する、PCを立上げる、まず身体を動かすのであれば､作業に必要な道具を取り出して並べて見ることだって､大層有効なのです。